ダイエットの極意は、食事のコントロールと運動の組み合わせに尽きる。楽してダイエットなんて考えるのはもってのほか。太るのは簡単だが痩せるのには決死の覚悟がいる。
具体的にはどうすればいいんだろう。それは私が進行中の方法がベターだと感じている。私は現在85歳。会社の定年は60歳だったから、暇をもてあましてジョギングを始めた。60代は肉体的にそれほどの衰えはない。1キロ6分30秒ほどで走っていた。オリンピックなどのタイムは1キロ約3分だから、その倍以上の時間がかかっていることになる。それでも週に一度は10キロをこなしていた。
70代になると距離も短くなり1キロを7分30秒になった。で最近はもっぱらウォーキングを毎日実行と言う運動に切り替えた。強めのウォーキングでも体重は一向に減らないしむしろ増加する。そんなときに出会ったのが、スロージョギングを薦める本だった。科学的な根拠に基づく説明もあって俄然やる気が起こった。
今年の3月22日、スロージョギング開始の日になった。スロージョギングの定義なんてないが、楽に息ができてルンルン気分で走れる程度と言われている。私の場合を例にとると現在1キロ約8分30秒から9分といったところ。早足よりも少し早い程度と言ったらいいかも。
一つ気づいたのは、ウォーキングでは筋肉がつかないということ。ウォーキングは、どちらかの足が地に着いている。ジョギングは一瞬でも両足が浮く瞬間がある。これが効果的なのだろう。実感として分かる。そして体重のほうは、毎日のアルコールを控えると食事の量も減りほぼ現状維持が続く。現在2日に一度の割合で、3.6キロのスロージョギングを続けている。以前はピザとワインや天ぷらとビールなんていう食事のあとは、体重がぐんと増えたが今は現状維持に留まる。
私もスロージョギングを始めて3ヶ月でようやく現状維持まで漕ぎ着けた。恐らく1年は続けないと効果の程は分からないかもしれない。運動は万病にも効くというからやらない手はない。
それに糖尿病食は、健康食と考えているから併用すると効果があるのは確かだ。それによく聞くのは「もう走るなんて出来ない」だ。いやいやそんなことはない。気持ちさえあれば最初の100メートルから始めて、次の日は200メートルと延ばし一週間後には1キロを走ることが出来る。これは体験者として保証できる。さあ、明日からでもいかがでしょう。