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母は若い時韓国に留学をしていました。その時韓国のキムチをよく漬けていたそうです。とても辛くて、奥の深いキムチの虜になったのです。それからというもの、母はキムチは買わずに家で漬けるようになったのです。
それは結婚しても変わりません。ずっと我が家のキムチは、母が漬けているのです。私は物心がつく前からずっと食べているので、それが当たり前の味だと思ってきたのです。でも以前友人が泊まりにきた時、母のキムチを食べて「すごく辛い」と言って驚いていました。
今まで当たり前のように辛いから、私達家族はなんとも思っていなかったのです。それなのに、友人の言うように辛い事がわかって私は初めてお店でキムチを買ってみたのです。
すると辛くないものもありました。辛くても我が家のキムチよりは、たいした事はありません。やはり母のキムチだから、こんなにも辛かったのです。
でも私は、この母のキムチが大好きです。辛くてしびれるほど辛い、このキムチが一番好きなのです。